油の捨て方を解説!環境に優しい捨て方とやってはいけない捨て方

揚げ物の後に大量に残ってしまったサラダ油…お料理の後に残る油の処理って悩みませんか?
唐揚げや天ぷらなどの揚げ物料理は、調理後の食用油の捨て方に困るから、ついつい避けがちな私です。。。
さて、こちらの記事ではそんな油の捨て方について徹底調査、揚げ物油やフライパンの残り油など、環境に優しい捨て方について解説していきます。
油の捨て方には色々な方法がありますが、環境に悪い油の捨て方や、やってはいけない油の捨て方についても説明していきます。正しい油の捨て方を知って、揚げ物料理にもどんどんチャレンジしましょう!
Contents
油の正しい捨て方
こちらの記事でご紹介する「環境に優しい油の捨て方」は全部で4パターン、環境への配慮と家庭での手軽さを考慮して、おすすめの順に上からご紹介していきます。
サラダ油やオリーブオイルだけではなく、ごま油、ひまわり油、こめ油など、あらゆる油に共通した捨て方となっています。お住まいの環境や条件に合う方法をぜひ試してみてください!
油を新聞紙に染み込ませる方法

揚げ物や天ぷらのあと、大量に油が残った時におすすめの方法が、油を新聞紙や雑誌に染み込ませて捨てる方法です。
- 新聞紙、雑誌、いらない紙
- 牛乳パックorポリ袋
- 牛乳パックやポリ袋に新聞紙などをざっくりと詰める
- 常温まで冷ました油を注ぐ
- 全体的にしっとりするくらいまで水を染み込ませる
- ガムテープで封をする
- 燃えるごみや生ごみとして出す
新聞をとっていない家庭であれば、広告や通販の緩衝材として入ってるクラフト紙なんかも利用できます。いらない紙は捨てずにキッチンで集めておくという習慣をつけると効率的です。
油を捨てるときに水を染み込ませるのは自然発火を防ぐためです。油の捨て方で一番注意したいのが自然発火です。しっかり冷ませた後に油を注ぐことと、水で湿らせることを必ず守りましょう。
私はいつも郵便物などの個人情報が書かれた紙を利用しています。適当に破いてから油をしみ込ませると、普通に捨てるより安全に個人情報を破棄することができます。

油の凝固剤を使う方法

こちらも揚げ物など油の量が多いときに使える方法で、「固めるテンプル」などが有名ですね。
油を新聞に染み込ませる方法との大きな違いは、油の温度が熱いうちでも処理できることです。
油の凝固剤にはいくつかの種類がありますが、一回30円から40円で利用できます。凝固剤の代わりに片栗粉や小麦粉を利用する方法もあります。
- 凝固剤(固めるテンプル等
- 油が熱いうちに凝固剤を入れる
- 冷めて固まるのを待つ
- 固まったらゴミ袋に入れて燃えるごみとして捨てる
油吸い取りパッドやキッチンペーパーで拭き取る
揚げ焼きの後処理や、アヒージョなど使用済み油が少ない時におススメの方法です。吸い取りパッドはキッチンペーパーよりも多くの油を吸い取ってくれるので、少し量がある時は吸い取りパッドでふき取ってから、キッチンペーパーで再度ふき取るといいでしょう。
- 油吸い取りパッドorキッチンペーパー
- 油を油吸い取りパッドやキッチンペーパーに吸い込ませる
- 十分に染み込ませたらゴミ袋に入れて燃えるごみとして捨てる
瓶やペットボトルに入れて捨てる
「瓶やペットボトルに使用済み油を入れて捨てるなんて…本当にやっていいの?」と思われた方も多いと思いますが、これは廃油(いらなくなった油)を回収している地域のみで使える方法です。
最近では、揚げ物などで使った使用済み油や未使用の油を再利用するという動きが高まっています。飲食店などの業者だけではなく、一般家庭から排出される廃油の回収も増えてきています。廃油は石鹸や車の燃料(VDF)、塗料などにリサイクルされます。
- 蓋つきのビンかペットボトル
- じょうご
- 容器の水気を十分に切る
- じょうごの先をビン(ペットボトル)の口に差し込む
- 冷ました油をじょうごの口から流し込む
- 蓋をして廃油の回収ボックスに出す
油はリサイクルされるので、必ず容器の水分は切っておきましょう。揚げかすが入っていてもOKとなっている自治体が多いですが、念のため確認しておきましょう。
なお、油のリサイクル回収は自治体やリサイクル業者、またはスーパーやマンションの管理組合などが環境への取り組みとして行っています。まだまだ家庭から出る廃油を回収している所は少ないですが、お住まいの地域に廃油回収ボックスなどがあればぜひ利用しましょう。
北海道・関東・九州の一部地域では、ファミレスの「びっくりドンキー」で家庭から出た廃油を回収しているんです。

使用済み油をリサイクル利用する
これまでは料理の後に残った油は捨てるのが一般的でしたが、最近は油を使ったリサイクル品やリユースも注目を集めています。家庭でもできる油のリサイクル・リユースについて、以下にいくつかご紹介してみたいと思います。
使用済み油で石鹸を作る

揚げ物などで使い終わった油を使って、家庭で簡単に石鹸をつくることができます。苛性ソーダを購入して作る方法もありますが、苛性ソーダは劇薬なので家庭での取り扱いはあまりオススメしません。ここでは、苛性ソーダを使わない石鹸作りキットをご紹介します。
- 油使用済み油500g
- ねば塾 まぜたら石鹸
- 外袋から薬品(液体、粉末)を取り出す。
- 空になった外袋に廃油500gを入れる。
- 薬品(液体)を注ぎ、袋の口をしっかり閉じたら振って混ぜる。
- 薬品(粉)を投入して、割り箸などでさらによく混ぜる。(白いつぶつぶが残るのは問題なし)
- 袋の口を閉じ8~10時間放置して完成。
クリーム状の石鹸ができて、キッチンやお風呂掃除、またはガンコな油汚れに使えます。体に使う石鹸には向かないのでご注意を。
「まぜたら石鹸」は容器なども必要ないので、簡単に油から石鹸がつくれます。
使用済み油を土づくりに利用
ご自宅で家庭菜園をしている方であれば、残った油で肥料をつくる方法もおすすめです。
- 米ぬか
- 米ぬかに使用済みの油を加えて、そぼろ状になるくらいまで混ぜる。
- ポリ袋に入れて密封し、1ヶ月ほど発酵させたら完成。
植物の根に直接当たらないよう土に混ぜて使います。米ぬかはお米屋さんなどで格安で譲って貰えます。
使用済み油で廃油キャンドルを作る

キャンプ好きの人たちの間でも人気の廃油キャンドル、残った油からおしゃれなアロマキャンドルを作ってみるのもいいですね。
- 廃油(200ml)
- ドリップペーパー
- 油の凝固剤(60g)
- 温度計
- タコ糸
- キャンドル容器
- 割り箸
- クレヨン
- アロマオイル
- 廃油をコーヒーのドリップペーパーに2~3回通す。(油を少し暖めた方がやりやすいです。)
- 好きな色のクレヨンを細かく砕いておく。
- こした油を80℃程度に熱して、砕いたクレヨンを投入して溶かす。
- 凝固剤を入れて軽くかき混ぜる。
- 火を止めて60℃位まで冷まし、アロマオイルを入れてかき混ぜる。
- 用意したキャンドルの容器に注ぐ。
- タコ糸を割り箸ではさんで容器の中央にセットする。
クレヨンはキャンドルに色を付けるためなので無くてもOKです。アロマオイルも無くても問題ありませんが、油の臭いを消すためにも入れるのがおすすめです。
アロマオイルを入れる際の温度は60℃がベスト!温度が高すぎると香りが飛んでしまい、低すぎると油が固まるので注意しましょう。
凝固剤には、市販されているパラフィンや固めるテンプルなどを利用します。凝固剤が無い場合は、ろうそくを溶かして、廃油200mlに対してろう60~70mlを混ぜれば廃油キャンドルができます。
これからは油は捨てずにリユースする時代。ゴミが少なくなるだけじゃなく、新たなモノに生まれ変わるなんて素敵ですね!

厳禁!絶対にやってはいけない油の捨て方
油の捨て方として絶対にやってはいけないこと、それはシンクに流してしまうことです。液体だからと何となく流してしまいがちですが、油はシンクに流してはいけません。
シンクがだめならトイレに流しては?これもNGです。ではなぜ油をシンクやトイレに流してはいけないのでしょうか?
悪臭と排水管の詰まり
油を日常的にシンクに流していると、排水管の悪臭の原因となります。それだけではなく、排水口、排水管、下水管まで詰まらせることもあり、最悪の場合は修理業者に頼んで高額の費用が発生することもあります。
カレーやソース、豚の角煮など油を含んだ食品も同じなので、シンクや排水管を清潔に保つためにも、食器を洗う前には必ず拭き取るようにしましょう。
環境破壊
普段の生活ではあまり意識しませんが、キッチンと川や海はつながっています。キッチンで流した油を安全に河川に返すには、200ml(コップ一杯分)の油に対して約60トン(浴槽200杯分)の水が必要になります。
さらには、油は食べかすなど他の物とくっついて下水管に付着していきます。それがだんだん大きくなって下水管を詰まらせたり、下の写真のようなオイルボールと呼ばれる塊になって、大雨の時には海に流れ出したりします。

オイルボールは石のようにも見えますが、これは家庭などから流れ出た油の塊です。お台場海浜公園ではたくさんのオイルボールが発見されています。
使った油をそのままシンクに流さず、簡単にふき取るだけでも環境は守れます。油は少量であっても環境への影響が非常に大きいので、正しい処理方法を実践しましょう。
生き物への影響
食用油は微生物による分解も可能ですが、その分解速度は非常に遅く、川や海に流れ込んだ場合、分解しきれない油が時間の経過とともに酸化されます。酸化した油は水中の酸素を消費し、生物などに影響を及ぼすことが懸念されています。
2019年7月8日、隅田川の水神大橋と永代橋の区間で、コノシロやコイなど約3,000匹の魚の大量死が確認されました。東京都環境局は、隅田川の水中の溶存酸素量が通常の値の半分以下だったと発表しています。
隅田川や東京湾の貧酸素は近年大きな問題となっていて、家庭から流される食用油も原因の一つとなっています。
油の容器の捨て方
油が入っていた空の容器ってどう捨てればいいの?と悩む方も多いはず。油の捨て方が分かったところで、次は容器の捨て方について見ていきましょう。
油の容器を捨てる前の準備
油が入っていた容器を捨てるときによく見かけるのが、「汚れを取り除いてから捨ててください」という文言。容器を捨てる前には、まずは油の汚れを綺麗にすることが大切です。
とは言っても、油を水で洗い流すのはダメ。ボトルの口からキッチンペーパーでふき取ることもできない…どうすればいいのでしょう?
油の容器はある程度きれいになっていればOKです。水で洗えない油の容器は、半日ほど逆さにして中の油を出し切ります。

- 牛乳パックorポリ袋
- キッチンペーパーや新聞紙
- 重曹(汚れがひどい場合)
- 牛乳パックやポリ袋の中に新聞紙などを詰める。
- その上に口を開けたボトルを逆さまにして放置。
- 半日放置して油を出し切る。
半日この状態で置いておけば油はある程度流れ出るので、資源ごみに出してもOKです。もっときれいにしようと水ですすぎ洗いをしたくなるところですがこれはNG、どの自治体でも推奨していません。
逆さまにして油が垂れないようであれば、プラスチックごみや缶ビンなどの資源ごみ、または燃やせるごみなどに出すことができます。
汚れがひどい場合
上記の方法だけではなかなか綺麗にならない場合には、もうひと手間加えてみましょう。
- 重曹大さじ1杯とぬるま湯少々を容器に投入。
- シェイクします。
- 先述の牛乳パックやポリ袋の中に液体を流す。
スポンジなどを使って水洗いするわけではないので、完璧にきれいになるというわけではありませんが、上記の方法でもしっかりと汚れが落ちます。資源ごみとして出す場合でもこの工程までで充分です。
水や洗剤を使って油の容器を洗うのは、むしろ環境にとっても悪いです。油の容器はできる範囲できれいにしましょう。

ボトルやビンの分別方法
油の容器には色々な種類があります。容器の捨て方は自治体によって違いますが、ここでは基本的な分別方法をご紹介します。
- ビン容器→缶ビン
- プラマークのついたボトル→プラごみ
- ペットボトルマークのついたボトル→ペットボトル

ビンは見るからにビンだと判断できますが、プラスチックボトルやペットボトルは見た目だけでは判断が難しいことがあります。見た目だけでは判断できない場合は必ずボトルの裏面にあるリサイクルマークを確認しましょう。
また、油が容器内に残っている場合や汚れが落ちない場合は燃えるごみになります。油のボトルは完全に中の油を取り切ることが難しいので、ボトルを逆さまにして油が垂れてこなければ資源ごみに出してOKとなります。
また、容器のキャップは必ず外して捨てます。金属製のふたは燃えないごみ、プラスチック製のふたは燃えるごみとして分別している自治体が多くなります。
キャップには異常なほど固いものもありますよね。。キャップの口にスプーンの柄を差し込んで、てこの原理を使うと簡単に外れます。油は滑りやすいのでできるだけ柄が広いスプーンを選びましょう。

未開封や賞味期限切れの油の捨て方
使用頻度の高いサラダ油やごま油はさておき、なたね油やエゴマ油なんかはうっかり賞味期限が過ぎていた!なんて方も多いのではないでしょうか?
未開封のまま賞味期限切れとなってしまった大量の食用油、これってどうやって捨てるの…?とお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
「油と容器に分けて捨てる」が基本
未開封の油や賞味期限切れの油をそのまま捨てる方もいらっしゃいますが、しっかりと分別して捨てましょう。油自体は新聞など紙を詰めた牛乳パックに入れて捨てるのが最も簡単でおすすめです。
油が入っていたビンやプラスチックボトルは先述の通り、綺麗に中の油を出し切った上で、自治体で決められたルールに従って分別しましょう。
油は1回で捨てるのはもったいない?
ところで、皆さんは油は何回まで使っていますか?1回で捨てるという方も多いのでは?
揚げ物なんてした時には大量の油を使うので、1回で捨ててしまうのはもったいないです。
大量に油が残るのを避けるために少ない油で揚げ物をするのも一つですが、ものによっては美味しく揚がらない。そういうのが面倒で家で揚げ物をしたがらない方も多いと思います。
油はやり方さえ覚えてしまえば簡単にきれいな油に戻すことができて、繰り返し使えます。油の再利用を覚えると揚げ物の後処理の憂鬱もなくなります。そして、何よりお財布にも地球にも優しくなるので、油をきれいに再利用する方法をマスターしましょう。
油は何回まで使えるの?
油は不純物さえキレイに取り除いたら、何回か使うことができます。人によっては油を捨てたことがないという方もいますが、一般的には油を再利用できる回数は2~4回です。できれば2週間以内に使い切りましょう。
油は使用用途や保存状態によって、酸化スピードが早まります。酸化してしまった油は潔く捨てるか、リサイクルやリユースに回すようにしましょう。
油の酸化とは?
油の酸化とは、空気中の酸素と油が反応して起こる変化のことで、「光、高温、空気」が原因となります。調理中の熱も酸化に影響していますが、保存時の直射日光や蛍光灯などでも酸化は進みます。
油を再利用する際には、暑い日は必ず冷蔵庫に保管しましょう。酸化した油を食べると気分が悪くなったり胸やけを感じたり、酷い時には嘔吐や下痢のような症状を引き起こすこともあります。
油の酸化がこわくて一回で捨てるという方もいますが、正しい方法をマスターすればそこまで神経質になる必要はないでしょう。
酸化した油の見分け方
次のような油は、酸化していて再利用できない油です。酸化した油は潔く、正しい方法で捨てましょう。
- 茶色く濁った油。鍋の底が見えないような状態の油
- 前回の揚げ物の臭いや焦げ臭さ、揚げ物臭がする油
- さらさらではなくどろっと粘り気がある油
- 加熱してた時の泡が消えにくい油
- 食品を入れないうちから煙が出てくる油
油をきれいに長持ちさせる方法
油を酸化させずに長持ちさせるポイントは、使用した油に混じった不純物を取り除くことと、冷暗所で保存することです。
油に混じった不純物や酸化物は、家庭にあるものである程度取り除くことができます。以下に、家庭にあるものでできる油の不純物の取り除き方をご紹介します。
じゃがいもの皮

熱した油にじゃがいも1~2個分の皮を入れて5分ほど素揚げするだけで、油をきれいにすることができます。
じゃがいもの皮には食物繊維が多く含まれていて、その食物繊維が古くなった油の酸化物を吸着してきれいにしてくれるそうです。
揚げる前にはじゃがいもの皮をよく洗って、じゃがいもの皮に付いた砂が入らないよう下準備してきます。また、油が飛ばないように水分をしっかりふき取っておきます。揚げ物料理の時にはじゃがいもも使うようにすると効率的ですね。
冷ごはん

熱した油に冷ごはん大さじ山盛り1杯ほど入れて、菜箸でゆっくりとかき混ぜていきます。お米のでんぷん質によって、混ぜているうちに油かすがどんどん冷ごはんにくっついていきます。熱いご飯だと熱でべたべたになるので、必ず冷ごはんを使いましょう。
片栗粉

片栗粉の原料はデンプンの粉。市場に流通している片栗粉の大半はじゃがいものデンプンで作られているため、片栗粉もじゃがいもや冷ごはんと同じような効果を発揮します。
- ボウルに片栗粉大さじ5杯と水200mlを入れて水溶き片栗粉を作る。
- 別のボウルかオイルボトルを用意して、キッチンペーパーを敷いた上に熱い油を注いでろ過する。
- 水溶き片栗粉を投入して5分ほど放置。
- 水溶き片栗粉をキッチンペーパーごと取り除けば、きれいな油の出来上がり。
梅干し

揚げ物をすると少しづつ黒ずんでくる油も、梅干しを一緒に揚げるだけでサラサラしたきれいな油に保つことができます。揚げ物をする際に、種をとった梅干しを1、2個きつね色になるくらいまで一緒に揚げるだけ。油はねも抑えてくれるので、後片付けまで楽になる方法です。
ただし、油に混じった不純物はきれいにはならないので、使用後は油をろ過してきれいにしましょう。
オイルポット

油を長持ちさせるために用意したいのは、オイルポット。プラスチックボトルなどで再利用をする方もいますが、光と熱に弱い油はオイルポットでの保存がベターです。プラスチックボトルは光をたくさん通す上に、通気性もあるので酸化を早める可能性が高いからです。
また、オイルポットは不純物を取り除くろ過にも優れており、網やフィルターの種類も様々です。

オイルポットは容量、材質、形状、ろ過方法の違いによって様々です。ろ過方法だけでもたくさんの種類があり、最近では活性炭フィルターやろ過パウダーを使ったオイルポットもあります。
ポット型や鍋型など、普段どのような調理に油を利用することが多いのかで選ぶと良いでしょう。

材質はステンレス製のものがおすすめ♪お手入れが簡単な上に長く使えます。また、見た目がかわいくて油汚れが落ちやすいホーロー製もおすすめです。
オイルポットのメンテナンスは、水洗いはECOの観点から厳禁です。オイルポットも油の容器の捨て方を参考にして、中の油を取り除きましょう。
汚れがひどい場合は、重曹やセスキ炭酸ソーダのスプレーをふりかけて、キッチンペーパーなどで汚れをふき取ります。(アルミ製のものはNG)
なんだかんだ言ってオイルポットはめちゃくちゃ便利♪揚げ物が多いご家庭には必須ですね。

まとめ
油は正しく捨てるだけではなく、再利用やリユースすることで、地球環境への負荷を大きく減らすことができます。油は少しの量でも地球環境に与える影響は非常に大きなものです。
ちょっとした手間を加えるだけで水資源を守れるということを意識してみるのもいいかもしれませんね。