家庭でできる!食品ロスを減らす10の工夫と私たちにできる取り組み

野菜の過剰除去
フードバンク

「食品ロスの削減に貢献したいとは思うけれど、私たち個人にできることって何だろう?」なかなか思い付かないものですよね。

食品ロス問題は外食やコンビニなどが取り上げられがちですが、食品ロスを減らすためには家庭でできることもたくさんあります。
なぜなら、日本の食品ロスのおよそ半分は家庭から出ているからです。

家庭でできる食品ロスを減らす工夫や取り組みを知り、地球にも家計にもやさしい生活を始めてみましょう。

食品ロスを減らす工夫【買い物編】

毎日のお買い物をちょっと工夫するだけで食品ロスは減らすことができます。まずは食材を購入するところから、食品ロス削減を始めてみましょう。

買い物前はカメラを使って冷蔵庫チェック

「安いから買っておこう」「無くなると困るから買っておこう」そんな買い物していませんか?
「とりあえず買っておこう」が積み重なることで、家庭で食品ロスが増える原因となっています。

とは言え、メニューを先に決めたり、買い物リストをつくってから買い物に出るのは、何かと時間かかるし面倒なものですよね。
その代わりの対策として、冷蔵庫の写メをとる習慣を身につけましょう。

買い物に出かける前に、冷蔵庫の中に何が残っているのかスマホや携帯で撮影しておきましょう。
冷蔵庫の中の写真を確認しながら買い物することで、同じものを買ってしまったり、余分な食品を買いすぎるといったことを防げます。
スーパーで迷う時間も減り、スピーディーにコンパクトにお買い物ができます。

また、冷蔵庫の中身を管理するアプリもおすすめです。
自分にとって習慣化しやすいものを選んで、無駄な買い物を減らすことで家庭の食品ロスを減らしましょう。

割引商品を購入しよう

スーパーのディスカウントタグ

今日食べる食品や明日使う食品などは、積極的に割引商品を利用することで食品ロスを減らすことができます。
お買い物ポイントをコツコツ貯めるより、ダイレクトに食費を節約できる上に、賞味期限間近の商品を購入することで食品ロスを減らすお手伝いができます。

ただしここで注意したいのは、必ず食べきる量だけ買うことです。半額商品でも結局食べきれずに捨ててしまうのであれば、お金を払って食品ロスを増やすだけになってしまいます。

また、陳列された商品を選ぶ際に、何となく奥から取っている方は、その習慣を見直してみましょう。
スーパーやコンビニでは賞味期限が短いものは前、長いものは奥という形で陳列されています。
少しでも賞味期限が長い方が食品の管理はしやすいかもしれませんが、今日明日食べるものであれば、賞味期限が一日でも長いことが必要かどうか、立ち止まって考えてみましょう。

私たち個人の何気ない習慣が食品ロスにつながっていることもあります。食品ロスを減らす取り組みとして、ぜひ日常の買い物習慣を見直してみましょう。

食品ロスを減らす工夫【冷蔵庫編】

食品ロスを減らすには冷蔵庫の管理が上手になることが大切です。まずは家庭で簡単にできることから取り組んでみましょう。

冷蔵庫は7割まで

冷蔵庫の中

家庭から出る食品ロスを減らすため取り組みとして、まずは冷蔵庫の使用率を7割まで減らしてみましょう。

家庭から出る食品ロスで一番多い品目は生鮮野菜。次に加工食品、肉、魚の順となっています。
つまり、家庭から出るほとんどの食品ロスは冷蔵庫の中にあるものということになります。

冷蔵庫の中でなぜ食品ロスが増えるのか?その原因の一つは、冷蔵庫の中にあるものが把握できていないことです。
とはいえ、忙しい毎日で冷蔵庫の中をこまめにチェックしたり、整理整頓するというのは大変なことです。

冷蔵庫の整理整頓が難しい場合は、まずは冷蔵庫の使用率を7割まで減らしてみましょう。
冷蔵庫内に空間ができることで、冷蔵庫の中にある食品を把握しやすくなり、消費期限が迫っている食品に気づきやすくなります。

また、冷蔵庫はぎゅうぎゅうに詰めすぎると冷気の循環が悪くなり、電気代が余計にかかってしまいます。
冷蔵庫の中の食品を7割までに抑えることで、エネルギーの節約にもつながります。

さらに、冷蔵庫の中を整理する余裕がある方は、以下のようなことも実践してみましょう。

  • 食品ごとの定位置を決める
  • 小さいものは引き出しタイプの箱を使う
  • 使いかけや食べかけは目立つ場所に
  • 中身が見える容器を使う
  • 賞味期限が早いものを前に置く
  • 冷蔵庫の後ろに食品が隠れないようにする

出典:消費者庁

冷蔵庫の中を綺麗に整頓して、中にある食品がしっかりと把握できるようになれば、家庭から出る食品ロスは大きく減らすことができます。
まずはできそうな取り組みから順番に始めてみましょう。

冷凍保存の活用方法

冷凍したカット野菜

冷凍可能な食品は、冷凍保存を活用することで消費期限切れをなくし、食品ロスを減らすことができます。

冷凍庫は冷蔵庫とは違って、凍った食品自体が保冷材の働きをするため、たくさん詰めている方が電気代は安くなります。
とは言え、冷凍された食品は見分けが付きづらいこともあり、冷凍庫の底からかなり古い食品が…なんてことも多いのではないでしょうか?

冷凍庫の食品を上手に管理する方法として、ラベリングの癖をつけてみましょう。
必要なものは付箋と油性マジック。これらは常に冷凍庫の近くに置いておくと良いでしょう。
ラップした食品やジップロックに入れた食品に「〇月〇日・豚バラ」のように記入しラベリングしておきます。

また、冷凍庫の中を箱などで区切って食品を縦向きに保存することで、冷凍庫の中にある食品が見やすくなります。
冷凍庫の中にあるものを把握することで、余計なものを買わずに、メニューも考えやすくなります。
ちょっとしたひと手間で冷凍した食品を管理しやすくなり、食品ロスを減らす取り組みへとつながります。

野菜を長持ちさせる保存方法

芯に小麦粉をまぶしたレタス

野菜は保存方法を変えるだけで、おいしく食べられる期間が数日変わってきます。

例えばレタスの場合は、丸ごと洗って水分をふき取り、傷んでいる箇所は手でちぎっておきます。
芯が赤っぽく変色している場合は芯をスライスするように薄く切り落とします。
芯の断面に小麦粉をまぶして、新聞紙やラップで包んだら芯を下にして野菜室で保存しましょう。
芯の断面に小麦粉で蓋をすることで、芯の部分から水分が抜けるのを防いで鮮度を保つ効果が期待できます。

最も食品ロスになりやすい食材は野菜、保存がきかないことが最大の理由です。レタス以外にも野菜を長持ちさせる保存方法には色々あります。
以下の記事を参考に、野菜を長持ちさせることで食品ロスを減らしていきましょう。

関連記事:野菜を長持ちさせる保存方法で食品ロスを減らそう!

週1回は「冷蔵庫空っぽDAY」

リンゴしか入っていない冷蔵庫

冷蔵庫の管理が苦手な方は、「冷蔵庫空っぽDAY」をつくってみましょう。
「冷蔵庫空っぽDAY」とは、冷蔵庫の余りものを消化する日です。

冷蔵庫の余りものを綺麗に使い切るために、野菜など食品ロスになりやすい食材を使い切るメニューを考えます。
鍋やカレー、豚汁などは残り物の野菜で作りやすく、色々な食材を消費できるのでおすすめです。

残り物を活用することで食費を節約できて、冷蔵庫を空にする気持ち良さもあります。
冷蔵庫が空になる日には、冷蔵庫の中を清掃したり、改めて食品を整理整頓することで食品ロスが出にくい環境を整えましょう。

賞味期限と消費期限の違いを知る

缶詰に記載された賞味期限

消費期限とは、食品を安全に食べられる期限のことで、消費期限が過ぎた食品は食べない方が良いとされています。
一方で賞味期限とは、食品をおいしく食べられる期限のこと。品質や風味が変わらずにおいしく食べられる期限のことで、賞味期限が過ぎたからと言ってすぐに食べられなくなるわけではありません。

実際のところは、賞味期限が数日過ぎていても味の変化が分かりづらい食品がほとんどです。
食品を捨ててしまう前に、もう一度「賞味期限」と「消費期限」を確認してみましょう。

食品ロスを減らす工夫【料理編】

買い物や在庫管理で食品ロスを減らす他にも、私たちにできる取り組みとして、調理過程で出る食品ロスを減らすことができます。最初は面倒に感じることでも、習慣づくと今までたくさんの食品を無駄にしていたことに気づくものです。

野菜を切りすぎない

野菜の過剰除去

家庭から出る食品ロスで最も多いのは、野菜や果物の調理中にやってしまいがちな過剰除去です。過剰除去とは、野菜や果物の皮を剥いたりへたを取り除く際に、食べられる部分まで過剰に切り取ることを言います。

過剰除去はほんの僅かな食品ロスのようにも思えますが、消費者庁が行った調査によると、過剰除去は食べ残しのおよそ二倍の食品ロスを生んでいるという調査結果が出ています。

家庭における食品ロスの内訳

出典:消費者庁

食品ロスを減らすために、今すぐにでも私たちにできることは過剰除去を減らすことです。
野菜や果物をカットする際には、余分に切りすぎてはいないか見直してみましょう。いつも切り落としている部分を料理に使うだけで、家庭での食品ロスを減らすことができます。

最近では学校給食でも、カレーなど味が濃いものはニンジンを皮ごと煮込むなど、食品ロスを減らす工夫がなされています。
家庭で行っている野菜の下処理方法を見直してみることで、食べられるのに捨てている部分が多いことに気づくかもしれません。

リメイクレシピの活用

ジャム

料理をたくさん作りすぎてしまい、次の日まで食べきることなく腐らせてしまうというのは、誰しもが経験したことがあるのではないでしょうか?
料理をたくさん作りすぎてしまった時は、残り物を作り変えるリメイクレシピを探してみましょう。

いつもと違うレシピを知ることで、料理の幅が広がります。残り物をうまく活用することで、食品ロスが減らせる上に食費も節約できます。

例えば、肉じゃがは肉じゃがコロッケに。カレーの残りはカレーうどんにすると、鍋をきれいにできます。
料理を作りすぎてしまった際には、廃棄する前にリメイクを考えてみてはいかがでしょうか?

食品ロスを減らす工夫【非常食編】

防災備蓄品のカンパン

保存期間が長い食品でも、油断しているうちに食品ロスになってしまいます。
最近では防災用の非常食や保存食を常備する家庭も増えました。これらの食品は定期的に賞味期限をチェックして、食品ロスにならないように気をつけましょう。

非常食は賞味期限が長いがゆえに、逆に賞味期限に対して鈍感になってしまい、家庭から出る食品ロスの原因となっている食品でもあります。
定期的にチェックする、カレンダーにメモする、スマホアプリで管理するなどして、賞味期限を忘れないように工夫しましょう。

最後に

家庭から出る食品ロスは、毎日の習慣を見直すだけでも簡単に減らすことできます。食品ロスを減らすことは、地球環境保護だけではなく、食費の節約や家事の時短にもつながります。まずは、私たちにもできることから食品ロス削減の取り組みを始めてみましょう。

関連記事一覧