フードバンクに寄付しよう!個人が食品やお金を寄付する手順と注意点

最近注目を集めているフードバンク。その活動を支えているのは、食品やお金を寄付してくれる企業や人の存在でもあります。では、個人が食品やお金を寄付する場合、どうやって寄付したらいいのか?
ここでは、フードバンクへの寄付の方法を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
フードバンクに食品を寄付しよう!

フードバンクに食べものを寄付するには、フードバンクに直接届ける方法とフードドライブ(またはフードバンクポスト)を利用する方法があります。
それぞれの利用方法や注意点について見ていきましょう。
フードバンクに直接食品を寄付する
フードバンクに直接食品を寄付するには、フードバンクの事務所や食品倉庫に食品を持ち込むか、あるいは配送で届けることになります。
フードバンクによっては毎日は活動していなかったり、直接食品を持ち込みできる日時を指定している場合もあるので、食品を寄付する前には事前にフードバンクに確認しておきましょう。
また、配送で食品を寄付する場合は、送料は基本的に元払いになります。食品を寄付するために送料の負担をフードバンクにかけていては元も子もありません。寄付食品を送る場合は必ず元払い、日時や時間指定も事前にフードバンクに確認しておきましょう。
個人からの直接寄付を受け付けているフードバンク団体
セカンドハーベスト・ジャパン住所 | 東京都台東区浅草橋4-5-1水田ビル1F |
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電話 | 03-5822-5371 |
URL | http://2hj.org/ |
備考 |
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住所 | 山梨県南アルプス市百々3697-2 |
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電話 | 055-298-4844 |
時間 | 8:30~17:30(平日) |
URL | https://fbyamana.fbmatch.net/ |
備考 |
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住所 | 北海道札幌市北区北21条西3丁目1-12 |
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電話 | 011-709-3510 |
URL | http://fukushi-life.or.jp/foodbank.php |
備考 |
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住所 | 宮城県仙台市泉区八乙女4-2-2 |
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電話 | 022-779-1556 |
時間 | 9:30~16:00(平日) |
URL | https://www.tohoku.coop/foodbank/ |
備考 |
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住所 | 栃木県宇都宮市塙田2-5-1 |
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電話 | 028-622-0021 |
URL | https://fbu2189.org/ |
備考 |
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住所 | 群馬県館林市高根町109 |
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電話 | 0276-52-8188 |
時間 | 9:00~17:00(平日) |
URL | http://www.sansyoukai.or.jp/foodbank/ |
備考 |
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住所 | 愛知県名古屋市北区城東町7-148 |
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電話 | 052-913-6280 |
時間 | 9:00~17:00(平日) |
URL | https://www.2h-nagoya.org/ |
備考 |
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住所 | 兵庫県神戸市東灘区深江本町1-8-16 バレル芦屋101 |
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電話 | 078-855-7025 |
時間 | 9:30~15:30(平日) 9:30~12:00(土曜) |
URL | https://foodbankkansai.org/ |
備考 |
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住所 | 大阪府堺市東区八下町1-122 大阪食品流通センター内 |
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電話 | 072-258-2201 |
時間 | 10:00~16:00(平日) |
URL | https://www.foodbank-osaka.jp/ |
備考 |
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住所 | 鹿児島県鹿児島市船津町1-11 |
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URL | http://ksnk.org/ |
備考 |
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住所 | 沖縄県那覇市上間200-1 ダイエイA101 |
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電話 | 098-853-3001 |
時間 | 10:00~15:00(月・水・金) |
URL | https://www.2h-okinawa.org/ |
備考 |
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多くのフードバンクが個人からの食品寄付を募っていますが、中には個人からの寄付は受け付けていないフードバンクもあるので注意が必要です。
また、食品によっては日々鮮度が落ちたり、賞味期限が長くないものもあります。フードバンクへ食品を寄付する際には注意事項をよく確認してから寄付するようにしましょう。
フードドライブを利用する
フードドライブとは、家庭で消費できなかった食品を集める活動です。企業や自治体、学生などが様々な形で取り組んでいます。
イベントのような形で開催されるフードドライブでは、誰でも会場に食品を持ち寄り寄付することができます。

また、スーパーマーケットや公共施設などに設置されているフードバンクポストを利用して、お出掛けついでに食品を寄付することもできます。

フードドライブの情報は、フードバンク団体や自治体のホームページで得ることができます。
ダイエーやイオン、コープのような大手スーパーも積極的にフードドライブを開催しているので、お近くの店舗のホームページで確認してみるのも良いでしょう。
フードバンクに寄付できる食品

フードバンクにはどのような食品を寄付できるのでしょうか?
フードバンクに寄付できる食品はフードバンク団体の設備や寄付方法によっても変わってきます。ここでは一般的にフードバンクで受け付けている食品をご紹介します。
- 缶詰
- フリーズドライ食品
- インスタント食品
- レトルト食品
- ギフト、贈答品
- 調味料
- 飲料
- 米
- パスタ
フードバンクに寄付して特に喜ばれるのは、やはり日本人の主食であるお米です。また、魚の缶詰などそれだけでおかずになるような食品も喜ばれます。
上記以外にも寄付できる食品はたくさんあるので、迷ったらフードバンクやフードドライブの運営者に確認してみましょう。
フードバンクに食品を寄付する際の注意点
フードバンクに寄付した食品は、フードバンクが支援している福祉施設や団体、または食べものに困っている個人の方に届けられます。人が口にするため安全への配慮は厳しく行われていて、条件を満たしていない食品は寄付できないこともあります。
フードバンクに食品を寄付するにあたっては、賞味期限以外にも注意すべき点がいくつかあるので順に確認してみましょう。
フードバンクに寄付できない食品
フードバンクによって、寄付できる食品と寄付できない食品は違います。一般的には、以下のような食品は受け付けていないフードバンクが多いので確認しておきましょう。
- 賞味期限1ヶ月未満の食品
- 全て外国語で記載されている製品
- 開封済み、パッケージが破損している食品(米は除く)
- 農産物
- 冷凍、冷蔵食品
- アルコール
- サプリメント・医薬品
- 匿名の寄付食品
賞味期限に関するきまりはフードバンクによって大きく差がありますが、1ヶ月を基準としているフードバンクが多くなります。それよりも賞味期限の短い食品を受け付けているフードバンクもあれば、反対に賞味期限が2、3ヶ月以上でないと受け付けていないフードバンクなど様々です。
また、農作物や冷凍・冷蔵食品は、フードバンクの倉庫の設備や環境によっては寄付できることもあります。
フードバンクに寄付する際には、どのような食品が寄付できて、どのような食品は寄付できないのか、公式HP等で確認しておきましょう。
フードバンクに寄付する前には事前連絡を
フードバンクに食品を寄付する際には、「いつ、何を、どれだけの量」寄付するのか、事前に伝えておくことが重要です。
フードバンクでは賞味期限を徹底管理しながら、各団体や個人へ食品を届けています。突然、大量の寄付食品を持ち込んでも食品の分配が難しく、かえってフードバンクに迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。
また、フードバンクによって寄付できる食品や寄付方法も異なります。フードバンクに食品を寄付する際には、事前に連絡をして確認するようにしましょう。
ただし、セカンドハーベスト・ジャパンのように、組織が大きく人員や設備がある程度整っているフードバンクに関しては、事前連絡不要としているところもあります。
寄付する団体を選ぼう
フードバンクへは企業や個人から多くの食品が届きます。しかし中には、寄付食品が上手く集まらないフードバンク団体もあります。
規模が大きく知名度があるフードバンクに比べて、あまり認知されていない小さなフードバンクでは食品が足りず、豊富に食品を持っているフードバンクから支援してもらうこともあります。
また、災害時に被災地への支援を行なっているフードバンクもあります。その際には平常時よりも多くの食品が必要になることもあります。
特に多くの食品を寄付する場合には、どのフードバンクに食品が足りていないのか、問い合わせて確認してみると良いかもしれません。
フードバンクにお金を寄付する

どんな小さな団体でも、フードバンク活動をする上では運営費用がかかります。国や自治体の助成金を利用しているフードバンクもありますが、活動費の全てを助成金で補えるわけではありません。
そのため、フードバンクが活動を継続していく上では、支援する人々からの寄付金がとても重要になります。
寄付金は何に使われる?
フードバンクを運営する上で必ず経費としてかかるものは、食品倉庫の家賃、水道光熱費、運搬費などです。
自宅の一部を食品倉庫にしているフードバンクもありますが、ある程度の規模のフードバンクになると、企業から一度に100箱以上のダンボールが送られてくることもしょっちゅうです。
また、業務用の冷蔵庫や冷凍庫があることで、寄付として受け取れる食品の種類は大幅に増えます。
企業からの寄付は送られてくることもあれば、企業の物流倉庫まで取りに行くこともあります。その際にはもちろん大量の食品を積めるような車が必要になります。
また、寄付先で喜ばれるお米や野菜などは食品寄付では集まりにくいため、寄附金で購入しているフードバンクもあります。
最後に
国内では100を超えるフードバンクが活動していますが、資金や食料品の供給が十分と言えるフードバンクはほとんどありません。
フードバンクの活動を支援するには、食品を寄付するだけではなく、資金面で応援する方法もあります。
もったいないをありがとうに変える。フードバンク活動に参加してみてはいかがでしょうか?